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64-3.古墳の情報をウエブサイトから収集する [64.古墳の年代をエクセルで決める]

Z229.埴輪Ⅰ式検索.png古墳年代の決定は143種の遺構・遺物の有無を示す古墳コードと、143種の遺構・遺物の編年コードとを付き合せて行っている。ウエブサイトの「遺跡ウォーカー」には、約10万基の古墳の情報が収められており、目的の古墳名・遺構名・遺物名で古墳の情報を抽出することが出来る。古墳の年代を調べるためには、埴輪型式と須恵器形式のデータを全て収集することが必須である。例えば埴輪I式のデータは「遺跡ウォーカー」の「遺物概要」の欄に「埴輪I式」(「I」は文字のⅠでなく、半角の英文字Iアイ)を記入すると、Z229のように21件の古墳が抽出できる。この一覧から1件ずつ「詳細情報」をクリックすると、Z230に示されるような画面で情報が出てくる。

 


Z230.遺跡ウォーカー詳細情報.pngこの「詳細情報」をエクセルに取り込み、古墳コードを作成する。「詳細情報」の「古墳名」から「遺物概要」までをコピーして、「貼り付オプション」の「形式を選択して貼り付ける」をクリックして「テキスト」を選択して、Sheet4[古墳リスト作成]のA列1行に貼り付ける。そうすると1行のセルに「古墳名」が、2行のセルに「データ(ふりがな~遺物概要)」が貼り付けられるので、2行の「データ」セルを切り取り、B列1行に貼り付ければ、一つの古墳のデータが収集されたことになる。次の古墳の場合は、A列2行に貼り付け、3行の「データ」をB列2行に貼り付ける。この作業を繰り返し行い、埴輪I式のデータを取り込む。

 


古墳のデータが集まると、C列1行に「= SEARCH("所在地" ,B1,1)」、D列1行に「= SEARCH("緯度" ,B1,1)」、E列1行に「=MID(B1,C1+3,D1-C1-3)」を、F列1行に「=LEFT(E1,2)」の命令を入れ、C列1行からF列1行までをコピーして、最後の古墳まで貼り付ける。E列に所在地が、F列に都道府県名が表示される。A列~F列をコピーして、どこかの列に「値」のみコピーし、SEARCH命令の2列を削除すると、埴輪I式の「古墳名」「データ」「所在地」「都道府県名」のリストが作成できる。

 

Sheet5[古墳リスト]の先頭行に、A列「通しNo」、B列「編年要素」、C列「整理No」、D列「古墳名」、E列「データ」、F列「所在地」、G列「都道府県」、H列「古墳コード」を記入しておく。Sheet4[古墳リスト作成]の「古墳名」「データ」「所在地」のリストをコピーし、D列2行に貼り付け、A列~C列を記入し古墳リストを作成する。なお、Sheet4[古墳リスト作成]のA列・B列は消去して、次のデータ収集に使用し、Sheet5[古墳リスト]にデータを溜め込む。Z231に古墳リストの一例を示したが、「データ」のセルは短いが、このなかにデータ(ふりがな~遺物概要)の全てが入っている。この「データ」のセルから情報を引き出し、古墳の遺構・遺物の有無をコード化する。

Z231.古墳リスト.png

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