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64-2. 遺構・遺物の編年をコード化 [64.古墳の年代をエクセルで決める]

古墳年代の決定に用いた143種の遺構・遺物の編年表(Z226)を巻末に示した。この編年表の年代は、3294基の古墳の年代を決める中で、幾度も修正を加えながら決定したものであり、「悪魔の証明」を乗り越えたものである。古墳の年代をエクセルで決定をするために、遺構・遺物の編年表をコード化している。興味のある方は、とりあえず私の手法で作成して、それを修正・追加・削除していただければよいと思う。ブログの表Z226を印刷しておくと作業がし易い。

 

はじめに、エクセルのSheet1[編年表]に、遺構・遺物の編年表(Z226)から、A列に「No」を、B列に「編年要素」、C列・D列に「年代」を1行から143行までインプットする。なお、「編年要素」で赤字は後で役に立つので赤色で記入すると良い。Sheet1のA列・B列の143行までをコピーして、Sheet2[編年コード作成]に、「形式を選択して貼り付ける」をクリックして「行列を入れ替えるテキスト」にマークを入れ貼り付ける。Sheet2の1行・2行を縦書きにするために、1行目を選定して右クリック、「セルの書式設定」の「配置」を選び、「方向」の「度」を「-90」にする。2行目は1行と同じで「方向」の「文字列」をクリックする。2行目の須恵器形式の英数字が書かれたセルは「方向」の「度」を「-90」にすると見やすい。

Z227.遺構遺物コード作成.png 

Sheet2[編年コード作成]のA列3行目に「=RIGHT(A1,1)」の命令を入れNo143(EM列)までコピーする。A列を選択して「挿入」をクリックし、A列3行に「西暦」を記入、A列4行に「240」を記入、5行に「=A3+10」の命令を記入し、コピーして「610」まで作成する。始めに143編年要素の「240」から「610」までの全てのセルを「0」にしておく。遺構・遺物の編年表(Z226)を見ながら、それぞれの「編年要素」について、その存在した年代に「1」を記入していく。その一部を表Z227に示した。

 

遺構・遺物の年代のインプットが終わると「編年コード」の製作に取り掛かる。まず、EO列(143:銅椀の次の列)の3行に「=CONCATENATE( 」の命令を書き、B列(1:前方後円墳)の3行を左クリックしてから「,」をインピット、次にC列(2:前方後方墳)3行を左クリックしてから「,」をインプット、この作業をEN列(143:銅椀)まで繰り返し、「=CONCATENATE(B3,C3,D3,・・・・・EL3,EM3,EN3)」の命令を作成する。これをEO列の41行(A列「610」まで)コピーすれば、143の文字列からなる編年コード表が出来る。この命令が間違っていないか、EO列3行のコードが「1234567890」のセットが14個あり、最後が「123」となっているかで確認する。Sheet2をコピーして「値」のみをshee3[編年コード]に貼り付け、A列(西暦)とEO列(編年コード)以外を削除し、1行目・2行目を削除すれば、遺構遺物編年コード表(Z228)が完成する。

Z226.遺構・遺物の編年表.png
Z228.遺構遺物編年コード表.png

 


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