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63-8.神武建国は241年、辛酉の年 [63.『日本書紀』の編年をエクセルで作る]

『書紀』編年の原点というべき、900年の延長の期間を除いた年表の作成に取り掛かる。Sheet4のA列からM列までをドラッグして、最優先キーを「皇紀」に「昇順」に並び替える。B列「西暦」、C列「干支」、D列「年号」をコピーしてN列・O列・P列に貼り付け、表題を「新西暦」・「新干支」・「新年号」に変更し、N列・O列・P列の値を皇紀1年から皇紀1200年(欽明元年)の行まで消しスペースにしておく。N列の皇紀1200年行に「=Nxx-1」(xxは皇紀1201年の行No)の命令をインプットして、コピーして2行(皇紀1)まで貼り付ける。

 

Z221.エクセル作成年表.pngそうすると、神武元年(皇紀1年)が241年となる。241年の干支は「辛酉」である。皇紀1201年のO列の干支が「辛酉」であるので、「辛酉」から「庚申」まで(皇紀1201~1260)コピーして、皇紀1から貼り付ける。5回貼り付ければ欽明元年の干支が「庚申」となる。P列の2行目に「1」を書き、3行に「=P2+1」と命令をインプットし、コピーして皇紀1200年まで貼り付け、各天皇の元年に「1」を書き込むと、各天皇の「新年号」が出来る。空位の期間が生じるのは、神武天皇3年、成務天皇1年、応神天皇2年、反正天皇1年、継体天皇2年である。N列・O列・P列をコピーして、どこかの列に「値」だけ貼り付け、それを切り取りもとの位置に貼り付け固定化する。A列からP列までドラックして、最優先キーを「元年/崩御」にして、並び替え、F列に元年・譲位・崩御の記載がある行をコピーして、Sheet7に貼り付け整理すると、表Z221の「エクセル作成の年表」が出来る。ただし、皇極天皇の在位4年、孝徳天皇の在位10年、天武天皇の在位15年は書き改める。

 

邪馬台国の卑弥呼は景初3年(239年)に魏に使者を遣わし朝貢している。正始元年(240年)魏の明帝は使者に詔書や印綬をもたせ、倭国に遣わしている。私は、魏志倭人伝に書かれた方角と距離の通り辿ることにより、邪馬台国は日向にあるとした。その日向より、234年(甲寅)に磐余彦尊は東征に出発し、241年(辛酉)に橿原宮で建国し、即位して神武天皇となっている。なんとも出来すぎの編年である。しかし、この編年を導き出した操作は、エクセルの機能を使って行われたもので、恣意的な選定が入る余地は全くない。「事実は小説より奇なり」まさにこの通りであった。


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