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23-6.スンダランドは存在した [23.稲の起源はスンダランド]

熱帯ジャポニカの起源地のフィリピン・マレーシア・インドネシア・ベトナムを地図で見ると、南シナ海の西部をぐるりと取り囲んでいる。現在中国が領有権を主張して、フィリピン・マレーシア・ベトナムと紛争している南沙群島の西側の海である。 

B48スンダランド.jpg1920年インドネシアの海底地形の調査を行っていたオランダの地質学者のモーレングラーフ博士は、海底の等深線を作成した際に、海底に幾つもの谷筋を見つけた。それは、かつてそこに川が流れていたことを意味し、そこが陸地だったことを示していた。博士は今はなきこの幻の古代大陸を「スンダランド」と呼び、学会で発表して大きな反響を呼んだ。その後、海底のボーリング調査が行われ、花粉が見つかり、生態系が存在していたことが分かり、「スンダランド」が証明された。図B48にモーレングラーフ博士の作ったインドネシア周辺の海底の等深線図を示す。「
Bibliography of Indonesia Geology, SUNDALAND
より引用。
 

B49新人移動.jpg6万年前にアフリカを旅だった現代型のホモ・サピエンスは、4万年前にはスンダランドに到達している。そして3万年前には北東アジアに広がり、日本列島にも2万年前には到達している。もちろん、日本に到達したホモ・サピエンスは南回りだけでなく、北回りの人々もいた。図B49に、東アジアの新人の移動経路を示す。スンダランドは実在し、4万年前から現在の人類が住んだ所であった。

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